あさがお 観察日誌 カレドニアブルー

2025.11.26

今年の夏、ふと思い立って、あさがおの種を植えることにした。選んだのは「カレドニアブルー」という品種で、名前からしてなんだか涼しげで、夏の朝にぴったりな気がした。種を手に取ったときは、こんなに小さな粒から本当に花が咲くのかと半信半疑だったけれど、土に埋めて水をやると、数日後には小さな芽が顔を出した。その瞬間から、毎朝の観察が日課になった。

最初のうちは、芽が少しずつ大きくなるのを見ているだけだったけれど、日を追うごとに茎が伸び、葉が増えていく様子に、なんとも言えないワクワク感を覚えた。特に、双葉の次に出てくる本葉が現れたときは、「ああ、ちゃんと育ってるんだな」と実感できて嬉しかった。さらに、ツルが伸び始めると、支柱を立ててあげる必要が出てきた。ツルは思った以上に元気で、朝見たときと夕方では明らかに伸びているのがわかるほど。まるで生き物がこちらに向かって手を伸ばしてくるようで、ちょっとした感動すら覚えた。

やがて、葉の間から小さなつぼみが顔を出し始めた。最初は緑色の小さな粒のようなものだったけれど、日が経つにつれて少しずつ膨らみ、色づいていく様子は、まるで秘密を抱えた宝石のようだった。そして、ある朝、ついにそのつぼみが開いた。目の前に現れたのは、まさに「カレドニアブルー」と呼ぶにふさわしい、深くて澄んだ青色の花。朝日を浴びて、花びらがほんのり透けて見える様子は、言葉では言い表せないほど美しかった。

それからというもの、毎朝起きるのが楽しみになった。花は一日でしぼんでしまうけれど、次の日にはまた新しい花が咲いている。その繰り返しが、まるで自然からの贈り物のように感じられた。もちろん、天気や気温によって咲く数やタイミングが変わることもあって、毎日がちょっとしたサプライズだった。

こうして、カレドニアブルーのあさがおは、私の夏の日常に彩りを添えてくれた。最初はただの思いつきで始めた観察だったけれど、気づけば植物の成長に一喜一憂し、自然のリズムに心を寄せるようになっていた。来年もまた、この青い花に会いたいなと思いながら、今日も水やりを続けている。

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