レンゲの成長記録:種蒔きから本葉が出るまでの観察ポイント
10月終わり頃、ふと思い立ってレンゲの種を蒔いてみた。子どもの頃、田んぼ一面に咲いていたあのピンクの花が懐かしくて、ベランダのプランターで育ててみようと思ったのがきっかけ。種はホームセンターで手に入れたもので、袋の裏に書いてある通りに、軽く耕した土にパラパラと蒔いて、薄く土をかぶせてみた。水やりは朝に一度、土が乾かないように気をつけながら、毎日様子を見ていた。
数日後、まずは双葉が顔を出した。小さくて丸っこい葉っぱが土の間からちょこんと出てきたときは、思わず「おおっ」と声が出た。発芽率はなかなか良くて、蒔いた種のほとんどが芽を出してくれた。双葉の時点ではまだレンゲっぽさはなくて、どちらかというとクローバーのような雰囲気。でも、これがちゃんと育っていくのかと思うと、毎朝の観察が楽しみになってきた。
それから数日が経ち、双葉の間から少しずつ新しい葉が出てきた。これがいわゆる「本葉」ってやつで、双葉とは違って少しギザギザした形をしている。色も濃い緑で、葉脈がしっかり見えるようになってきた。ここまで来ると、植物としての個性が出てくるというか、「あ、これはレンゲだな」とわかるようになってくる。双葉の頃はどの芽も似たような感じだったけど、本葉が出てくるとそれぞれの成長スピードや葉の形に微妙な違いがあって、見ていて飽きない。

観察していて気づいたのは、日当たりと水やりのバランスがけっこう大事だということ。日差しが強すぎると葉が少ししおれてしまうし、水をやりすぎると根元がぐらついてしまう。特に本葉が出始めた頃は、根がまだしっかりしていないので、風で倒れたりすることもあった。だから、風の強い日はプランターを壁際に移動させたり、支柱を立ててみたりと、ちょっとした工夫が必要だった。
また、気温の変化にも敏感で、朝晩の冷え込みが強い日は成長がゆっくりになるような気がした。逆に、暖かい日が続くと一気に葉が増えて、プランターの中が緑でいっぱいになっていく。こうして毎日少しずつ変化していく様子を見ていると、植物って本当に生きてるんだなあと実感する。
今はまだ花は咲いていないけれど、本葉がしっかりしてきたことで、これからの成長がますます楽しみになってきた。次はつぼみが出てくるのを心待ちにしながら、引き続きレンゲの観察を続けていこうと思う。

