あさがお 観察日誌 カレドニアブルー11月

2025.11.09

11月に入って、朝晩の冷え込みがぐっと増してきた。庭のあさがお、特にカレドニアブルーの様子が気になって、今朝もそっと様子を見に行った。夏の間、元気いっぱいに咲き誇っていたあの鮮やかな青が、秋の深まりとともに少しずつ色あせてきたように感じる。でも、そんな中でも、今朝はひときわ美しい一輪が咲いていた。

その花は、まるで季節に逆らうかのように、凛とした姿で咲いていた。冷たい空気の中で、朝露をまとった花びらが太陽の光を受けてキラキラと輝いている様子は、まさに「最後の輝き」と呼ぶにふさわしいものだった。夏のあさがおとはまた違った、どこか儚げで、でも力強い美しさがそこにはあった。

実は10月の終わり頃から、つるの伸びも止まり、葉も少しずつ黄色くなってきていたので、そろそろ終わりかなと思っていた。けれど、11月に入ってもこうして咲いてくれるなんて、ちょっとしたサプライズだった。特にカレドニアブルーは、他の品種よりも少し遅くまで咲いてくれる印象があるけれど、それでも11月にこの鮮やかさは珍しい。

この時期になると、日照時間も短くなり、朝の気温も一桁台になることが多い。それでも、日中のぽかぽかとした陽気に助けられてか、つぼみがゆっくりと開いていく様子を見ることができた。まるで「まだ終わりたくない」と言っているかのように、花は一生懸命に咲いていた。

観察を続けていると、花の色にも微妙な変化があることに気づく。夏の頃のカレドニアブルーは、もっと鮮やかで澄んだ青だったけれど、今は少しだけ紫がかっていて、秋の空に溶け込むような柔らかさがある。気温や日照の変化が影響しているのかもしれないけれど、こうした微妙な違いを見つけるのも、観察の楽しみのひとつだ。

そして、花が咲いた後の種の様子も気になるところ。すでにいくつかの花が種をつけ始めていて、茶色く乾いたさやの中に、来年の命がしっかりと詰まっている。来年もまた、このカレドニアブルーの美しさを見られるように、大切に種を採っておこうと思う。

こうして季節の移ろいを感じながら、あさがおと過ごす時間は、なんとも言えない贅沢だ。11月の冷たい空気の中で見た、あの一輪の輝きは、きっとこの秋一番の思い出になるだろう。

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