17年前に庭の片隅に植えたバラ、アンジェラが、なんと12月に咲いたんです。まさかこの時期に花が見られるなんて思ってもいなかったので、朝の冷たい空気の中でピンク色の花びらを見つけたときは、思わず「えっ、今?」と声が出てしまいました。アンジェラは四季咲きのバラではあるけれど、ここまで寒くなってから咲くのは初めてのこと。17年も一緒に過ごしてきたけれど、まだまだ驚かされることがあるんだなあと、しみじみ感じました。

では、なぜこの時期に咲いたのか。いろいろ考えてみたんですが、まず思い当たるのは今年の気候です。秋が例年よりも暖かく、11月になっても日中はぽかぽか陽気が続いていました。そのおかげで、アンジェラも「まだ秋だ」と勘違いしたのかもしれません。実際、他の植物たちも少し季節感がずれているようで、近所の桜の木が一輪だけ咲いていたり、チューリップの芽が顔を出していたりと、ちょっとした自然の混乱が見られました。
それに加えて、今年は手入れを少し丁寧にしていたのも関係しているかもしれません。春から夏にかけて、剪定や追肥をこまめに行い、病害虫のチェックも怠らなかったんです。特に夏の終わりに行った軽い剪定が、秋の成長を促したようで、秋バラがとても元気に咲いてくれました。その流れで、12月に入ってもまだ蕾が残っていたのかもしれません。

アンジェラは比較的育てやすいバラで、初心者にもおすすめです。日当たりの良い場所に植えて、水はけの良い土を使えば、あとは年に数回の肥料と剪定で元気に育ってくれます。特に気をつけたいのは、風通しを良くすること。枝が混み合ってくると病気になりやすいので、思い切って間引くことが大切です。私も最初の数年は遠慮がちに剪定していたんですが、思い切って切るようになってから、花付きがぐんと良くなりました。
それにしても、17年という時間の中で、アンジェラは毎年少しずつ違う表情を見せてくれます。今年のように12月に咲くなんて、まるで「まだ終わってないよ」と言っているかのよう。植物って本当に面白いですね。これからも、季節外れの小さな奇跡を見逃さないように、庭の様子をよく観察していきたいと思います。

