あさがお 観察日誌 花 咲く

2025.09.09

今朝、いつものようにベランダに出て、あさがおの鉢に目をやった瞬間、思わず「おおっ」と声が出てしまった。そこには、蕾があるのも気がつかなかったが、見事に一輪、花を咲かせていたのだ。淡い青色の花びらが朝の光を受けて、まるで小さなランプのように輝いていた。たった一輪なのに、なんだか世界がぱっと明るくなったような気がして、しばらくその場に立ち尽くしてしまった。

このあさがおは、6月上旬に種をまいたもの。毎朝水をやりながら、少しずつ伸びていくツルや、日に日に大きくなる葉っぱを観察してきた。正直、最初は「ちゃんと咲くのかな?」と半信半疑だったけれど、こうして実際に花が咲くと、なんとも言えない達成感がある。しかも、それが朝の静かな時間にひっそりと咲いているというのが、またいい。まるで「おはよう」と言ってくれているみたいで、心がほっこりした。

それにしても、あさがおって本当に朝に咲くんだなあと、改めて感心した。名前の通りとはいえ、実際に自分の目で見ると、その自然のリズムに驚かされる。昨日の夜には何もなかったのに、朝になったら突然花が開いているなんて、まるで魔法みたいだ。しかも、昼にはもうしぼんでしまうという儚さもあって、その一瞬の美しさがより際立つ。

観察日誌には、今日の気温や天気、花の色や大きさ、咲いた時間などを記録しておいた。こういう小さな変化を記録するのって、意外と楽しい。毎日同じように見えて、実は少しずつ違っていることに気づけるのが、この観察の醍醐味かもしれない。次はどのつぼみが咲くのか、西洋あさがおなのか日本あさがおなのか、そんな小さなワクワクが日々の中にあるだけで、朝起きるのがちょっと楽しみになる。

そして何より、この一輪の花が教えてくれたのは、「待つことの大切さ」だったように思う。すぐに結果が出なくても、毎日少しずつ手をかけていれば、ちゃんと花は咲く。そんな当たり前のことを、あさがおが静かに教えてくれた気がした。明日もまた、ベランダに出て、あの小さな奇跡を探してみようと思う。

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