ひまわりの種をまいてみた。小さなベランダのプランターに、ホームセンターで買った種をそっと埋めたのが始まり。6月の終わり、もう梅雨は明けたみたいで、日差しは確実に強くなっていて、ひまわりにはちょうどいいタイミングだったと思う。土に指で小さな穴をあけて、種を一粒ずつ入れていく作業は、なんだか子どもの頃の夏休みを思い出させてくれた。
数日後、最初の変化が現れた。土の表面が少し盛り上がって、そこから小さな芽が顔を出したのだ。まるで「こんにちは」と言っているみたいで、思わず声をかけてしまった。毎朝、アイホンをもって芽の様子を観察するのが日課になった。午前と午後でも変化があった。茎も少しずつしっかりしてきた。
ひまわりの成長を見守ることで、毎日のちょっとした変化に気づくようになったし、自然の力ってすごいなと改めて感じた。忙しい日々の中で、植物と向き合う時間は、思っていた以上に心を落ち着けてくれるものだ。これからも、季節ごとに何か育ててみようかなと思っている。ヒマワリが教えてくれたのは、日々の中にある小さな幸せを見つけることの大切さだった。