あさがお 観察日誌 カレドニアブルー 変わり咲き

2025.10.17

今年の夏、ベランダで育て始めたあさがおの中でも、特に楽しみにしていたのが「カレドニアブルー」という品種。名前からしてちょっと特別感があるけれど、実際に育ててみると、その期待をはるかに超える美しさと不思議さに毎日驚かされている。特に「変わり咲き」と呼ばれるこのタイプは、同じ株からでも日によって花の形や色が微妙に違っていて、まるで毎朝違う顔を見せてくれるような感覚だ。

最初に双葉が出たときは、他のあさがおと特に変わらないように見えた。でも、本葉が出てツルが伸び始める頃から、葉の色が少し濃くてツヤがあることに気づいた。日差しを浴びると、葉の表面がほんのり青みがかって見えるのが印象的だった。ツルの伸びも元気で、支柱に巻きつくスピードが早く、毎朝見るたびに数センチずつ伸びているのがわかるほど。

そして、ついに最初のつぼみが膨らみ始めたのは、植えてから約3週間後のこと。つぼみの先端がほんのり青紫色に染まり始めたときは、思わず「おおっ」と声が出てしまった。翌朝、最初の花が開いた瞬間は本当に感動的だった。カレドニアブルーの名にふさわしい、深みのある青と紫が混ざったような色合いで、中心に向かって淡くグラデーションがかかっている。しかも、花びらの形が少し波打っていて、まさに「変わり咲き」らしい個性があった。

その後も毎日、新しい花が咲くたびに色や形が微妙に違っていて、観察するのが日課になった。ある日は青が強く出ていて、また別の日は紫がかったピンクが混ざっていたり。中には、花びらの縁だけが白く抜けているものもあって、まるで絵の具で描いたような不思議な模様だった。こうした変化を見るたびに、自然の中にある偶然の美しさに心を奪われる。

また、天気や気温によっても花の色が変わるようで、曇りの日には少し淡い色合いになり、晴れた日には色が濃く鮮やかになる傾向があるように感じた。朝の光の中で咲く花は特に美しく、写真を撮る手が止まらない。ベランダに出て、今日のカレドニアブルーはどんな表情かなと覗くのが、今では一日の始まりの楽しみになっている。

こうして日々観察を続けていると、植物にも個性があることを改めて実感する。カレドニアブルーの変わり咲きは、ただの花ではなく、毎日違う物語を見せてくれる小さなアートのようだ。どんな変化を見せてくれるのか、これからも目が離せない。

PAGE
TOP